真空脱泡機の作り方。「製作編」 [日記?]
まずはアルミ鍋に穴をあけます。
左側がポンプからくるホースを繋ぐためのもの、右側が真空計を接続するための穴になります。
いずれもネジが通るギリギリの径で開けておくとパッキンやシリコーンシーラントによる目止めがより確実になりますので間違ってもガバガバにしないように。
そこそこ大きな径なので電動ドリルとステップドリルなどを用意することをお勧めします。
つづいて蓋との間のパッキンをつけます。
こんな感じのゴムパッキンを用意してゴム用ボンドなどで接着します。
ただ、これはゴムの硬さや厚みのせいで始動時の密着性が余りよくなかったのでさらに、クッション性のありそうなスポンジチューブを張り足しました。
真空槽が形になったところでホースとのジョイントを用意します。
「材料編」で用意したネジ類をこのような組み合わせで繋ぎます。(お分かりかもしれませんが5番のホースジョイントはタケノコをはずしてナット部分のみ使用しています)
これを1番にポンプからのホース、4番と5番の間でアルミ鍋を挟み込むように接続してください。
そしてその際、各接合部にはシールテープを噛ませてさらにシリコーンシーラントで目止めするといった具合でとにかく空気漏れにはご注意を。
繋がるとこんな感じになります。
内側はこんな感じ。
ちなみにポンプ側のホースは本体のネジに直接ねじ込んで固定しています。
最後は蓋ですがそのまま乗っけても機能的には問題ありませんが角の部分やエッジの鋭さが落としたり、ぶつかったりしたときにかなり危険な予感がしたので一手間かけておきました。
アクリルの塊なので結構大変ですが角を丸めて、スポンジテープを張っておきました、これでつま先に落としても痛いくらいで済みます。
一応、私流の製作手順はこの程度ですが参考にしていただければ幸いです。
さらに近日中に「おまけ編」をお送りします。
真空脱泡機の作り方。「材料編」 [日記?]
どうもです、先日予告しましたように真空脱泡機の作り方を簡単ではありますがご紹介しようと思います。
わたしも製作の際にいろいろと検索してすでに製作している方の物を参考にさせていただきましたが、突っ込んだところまで紹介している方はほぼ皆無で(ポンプの種類とかネジの種類とか)そういったところを考えるのに製作時間の大半をかけることになりました。
そういった経緯から使用した材料などをリストアップしておこうと思いますので、ひとつの例として参考にしていただければ幸いです。
まずはこれがなければ始まらない真空ポンプ
「TASCO(タスコ) オイル逆流防止機能付高性能ツーステージ真空ポンプ TA150RD 」 47.272円
最初に断っておきますと私もこの手の機械に詳しいわけではありませんので、このジャンルでメジャーなメーカーかつ、保障やアフターパーツ(交換用オイルなど)がちゃんと手に入るという理由でこちらのメーカーのものにしました。
そして真空槽(真空デシケーター)にはこちらを使用しました
「業務用アルミ寸胴鍋 25cm 蓋付」 (zunndou250) 3.300円
調べたところこのような鍋を使用している方が多かったのですが、ホースを繋ぐ際の加工性や機密性においてステン鍋よりもアルミのほうが良いという意見を見かけましたので参考にさせていただきました。
次に真空ポンプのパワーに負けない丈夫な蓋はこちら
アクリル透明・乳半【キャスト】 20t(板厚)×300×300 ノコカット(LC300/300-20) カラー:透明
3.690円
これもほぼすべての方が使用している実績があるのでそのまま真似させていただきました。
ただし、店や仕様によって価格がかなり違いましたのでいろいろ見てから購入するのをお勧めします。
続きまして細々したネジやホースなどです。
番号順に説明しますと
1.ホースニップル ∅9 R1/4
2.チーズ Rc1/4
3.ボールバルブ R1/4(おねじ) G1/4(めねじ)
4.ニップル R1/4 G1/4
5.ホースジョイント ∅9 G1/4
6.ゴムパッキン(ネジの太さにあわせて各種)
7.内径8㎜のゴムホース
8.エアホースバンド8~16㎜
その他
目止め用のシリコーンシーラント、シールテープ、蓋と鍋の間にかませるパッキンなど
しめて5.000円くらい
赤い×のものは使わずじまいだったので無視してください。
最後に絶対必要というわけではありませんが、あった方が絶対にいい真空計
TASCO(タスコ) 置針付真空計 (検査合格証明書付) TA142BH 2.075円
そしてそれを固定するナットの代用品として
NPT1/8×F1/4 めすNPTフレアーエルボー たしか300円くらい
上で紹介したネジを含めどうもこの手のエアツール関連はいろいろな規格サイズがあるようでよく調べないと見た目いけそうでもかみ合わない場合があるのでご注意を。
材料はざっとこんなもんで総額61.000円くらいでしょうか。
真空ポンプは割りとパワーのあるものを選び、それ以外は調べた限り最安のところで購入したので性能の割にはお手ごろ価格ではないかと。
もしさらに安く上げたい場合はワンランク下のポンプにすれば50.000円くらいに抑えられると思います。
とりあえず本日はこの辺で近日中にまた「製作編」をお送りします。
こんなの作ってみました。 [日記?]
いつもだったらワンフェスが終わったら一月ぐらいは何も作らないでぐーたらしているんですが、ふと前々から興味のあったこんなものを作ってみました。
自作の真空脱泡機です。
実際、これを組み上げるのに要した時間は一日くらいですが、材料を吟味したり仕様を考えたり、さらには注文したパーツの到着を待ったり(一番待ったのは二週間くらい待たされました)してたら一月くらいかかってしまいました。
で、動かしてみたらこんな感じでした。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
音のうるささの目安は掃除機くらいといった感じだと思います。
もっともこれはポンプによって変わってくると思いますのであくまで参考程度に。
そして以前真空脱泡機を所持している友人に複製してもらったときの型を借りてきて家でやってみた結果です。
先に説明しますと使用したキャストは2012冬ワンフェスのときの余り物でしかも120秒タイプという条件的には余りよろしくない感じですが、そこそこちゃんと抜けました。
キャストの量を見誤って足りてない部分があったりしますが(真空脱泡機使用以前のポカです)、常圧注型では到底いきわたらないところまでほぼ流れ込んでいて、おニューの180秒タイプを使用すればさらに期待が持てそうです。
一応、今回使用したポンプや部品の種類、価格、購入先などのデータはすべて控えてありますので興味のある方はコメント欄にでも質問いただければちょこちょこ記事にしていこうかと思います。
ワンフェス2012夏、お疲れ様でした。 [日記?]
「7-06-02 はっぴーベル」をよろしく。 [日記?]
ザボーガーの完成見本も上がって少し落ち着いたのでワンフェス2012夏、当日の販売内容を告知いたします。
新作その1 「電人ザボーガー」 12.000円
市販のジョイントパーツを使用したフル可動モデルです。
新作その2 「総統アクロイヤー&改造パーツセット」 8.000円
こちらは暗黒双殺剣さんの新作で、総統アクロイヤーとアマゾン総統のコンパチ仕様&前回ワンフェスでご好評いただいた「アクロイヤー・アクロイヤー2セット」に対応した改造パーツセットになります。
つづいて再販アイテムに参ります。
再販その1 「BIG-O! SHOW TIME!!」 15,000円
再販その2 「アクロイヤー・アクロイヤー2セット」 10,000円
以降、文字情報のみですが、
「ぼくたち地球防衛組」 8,000円
「レインボー戦隊」 8,000円
「CREWGUYS隊員」 3,000円
「ワンダバ・セット」 10,000円
「片貝あきら」 1,000円
「レイナストール」 1,000円
そして残念ながらガイドブックにも記載されていた新作「怪獣特捜隊員」と再販「宇宙戦艦ヤマト復活篇セット」は許諾をいただけませんでしたので当日の販売および展示は一切ございません。
続きましてオリジナル関連の商品ですが、前回に続き「アストロミゼット」の生みの親、江成恭彦さんのオリジナルデザインのビークルや装備も販売いたします。
新作 イプシロンミゼット水中用装備(仮) 1.000円
再販 汎用タイプ作業ドロイド「サテュロス」 2.000円
飛行用バックパック「ジャイロザック」 1.000円
イプシロンミゼット4色セット 3.500円
「コネクトザック」 500円
物資運搬用ターレットカー「アクリス」 2.500円
詳しい内容はこちらからどうぞ→
一応、以上が当日販売予定のものですがいまだ製品の準備をしているものもあり、ごく少数しか用意できない場合もございますので売り切れの際はご容赦願います。